夏山合宿 燕岳・常念岳縦走

 今回は台風の影響で三泊四日の山行が、二泊三日(八月九日~十一日)になりました。計画は変更が重なり、燕岳・常念岳縦走となりました。個人的には槍ヶ岳も登ってみたかったですね…。一日目は台風一過ということもあり、快晴でした。諏訪湖インターチェンジから見える空がとても綺麗です。

 一日目は中房温泉から燕岳のルートです。この登山ルートは合戦尾根と呼ばれ、北アルプス三大急登の一つとされています。因みに残りの二つは剱岳の早月尾根、烏帽子岳のブナ立尾根です。急勾配の登りに加え、高い湿度で部員共々汗まみれでした💦それでも笑顔です。

合戦小屋では、運搬のヘリも見ることができました。

 燕山荘から燕岳まではサブザックで登りました。道中、なんとブロッケン現象のようなものを見ることができました。ブロッケン現象は太陽などの光が背後から差し込み影の側にある雲粒や霧粒によって光が散乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現れる大気光学現象らしいです。(出典 ブロッケン現象 Wikipedia)とてもレアですね!

 燕岳山頂付近の様子です。

 テン場がすでに満員だったため、今回は初の山小屋泊になりました。三年生も初めてということです。何の巡り合わせでしょうか、燕山荘は泊まりたい山小屋NO.1の山小屋でした。設備はとても山小屋とは思えず、山小屋界の高級ホテルと言ったところでしょうか。夜ごはんの豚汁も美味でした。

 二日目は燕山荘→大天井岳→常念小屋のルートです。日の出がとても綺麗です。

 表銀座からの眺望です。槍ヶ岳もはっきりと見えます。山の中の燕山Tシャツは映えますね。

 天気も良く眺望は最高でしたが、稜線は遮るものが何もなく、直射日光がとてもきつかったです💦大天井岳の集合写真です。

 なんと、大天井ヒュッテ~常念小屋間で第一部隊と第二部隊が熊を見たとのことです。遠くだったのでよかったですが、熊は怖いですね…。

 熊を目撃した以外には大したことも起こらず、予定の行動時間よりも大幅に早く常念小屋につくことができました。さすがに今日はテント泊です(笑)今晩のメニューはシチューでした。

 最終日、常念岳に登ります。朝はリフィル麵でした。シンプルに美味い。

 常念岳山頂は残念ながらかなりガスがかかっていました。何も見えません。

 後は下山するだけです!最後まで気を緩めずに行きましょう。

 凄まじい岩場が待ち受けていました。何度か滑落しそうになりました(笑)

 当初の計画であった三泊四日槍ヶ岳が倒れ、更に台風の影響で二泊三日となる波乱続きの夏合宿でしたが、何とか全員無事で終えることができました。次回はOB登山、そして幹部養成合宿と続きます。幹部養成合宿は二年生が主体になって計画を立てます。頑張りましょう!!最後は温泉でまったり…。